迷わない AI の選び方第8章

CHAPTER 08

お金と上限:使いすぎない仕組み

  • 確認日 2026年10月28日
  • 読了の目安 約12分

この章でできるようになること

  • Claude の上限と、追加課金の仕組みが分かる
  • 追加課金に、月の上限を設定できる
  • Manus のクレジットを、使いすぎずに使える
  • 自分の月の予算を決められる

先に、僕の実績です

月にかかる金額(僕の概算)備考
ClaudePro(月額 $22、消費税込み)+必要な月に、使用クレジットを買い足し。買った月は、合計およそ1万円たくさんの仕事を任せている。費用対効果は抜群と感じている。体験談(請求書:直近約3か月で、Pro が毎月$22、クレジット購入が1回$49.50。検証:自分の請求書)
Manus作るものの数で変わる(LP、動画、画像など)LP制作が一番重い。クレジットの消費は多いが、クオリティが高いと感じている。体験談

ここで言いたいこと: AI の費用は、使い方で大きく変わります。
仕組みを知って、先に上限を決めることが、いちばんの節約です。

8-1. Claude のお金

構造:「定額」+「上限」+「追加課金」公式

層内容
① 定額プランPro は月払い$20(年払いなら月換算$17)、Max は月$100から。日本では、消費税10%が別に加わる(2026年4月から)
② 上限(2段)セッション上限(5時間ごとにリセット)と、週間上限(1週間ごと)。claude.ai、Claude Code、Claude Desktop は、同じ枠を共有
③ 追加課金(usage credits)上限に達したあとも、作業を続けるための、使った分だけ払う仕組み。標準のAPIの料金で課金される
  • 「メッセージ何回まで」という、決まった数はありません。会話の長さ・複雑さ、使う機能、モデル、effort(丁寧さ)で変わります。
  • Max は、Pro の5倍または20倍の利用量です。(Max 5x が月$100、Max 20x が月$200)
  • Fable(上位のモデル)は、上限を速く消費します。Max では、週間上限の最大50%まで、追加費用なしで使えます。Pro では、最初から追加課金(従量)扱いです。

日本の消費税

  • 2026年4月1日から、日本のお客様の全プラン料金に、10%の消費税が別に加わります。公式
  • 請求通貨は変わらず、消費税の額は、適格請求書の上で、日本円で表示されます。Anthropic は適格請求書発行事業者です。
  • 法人は、仕入税額控除を受けられます(課税事業者の場合)。個人は、受けられず、自己負担です。
  • 例:Pro の月払い$20なら、消費税込みで$22。僕の実際の請求書も、1回あたり$22でした。検証:自分の請求書円の金額は、為替とカードで変わります。公式ページに、円での月額は載っていません。購入画面で、確認してください。

追加課金の「月の上限」を、必ず決める公式

追加課金は、使った分だけ払うので、気づかないうちに増えることがあります。
Pro と Max では、月の「支出の上限」を設定できます。

手順(Claude Desktop アプリの場合)検証:自分の画面

  1. アプリの設定を開く。(左上のアカウントのメニューから「設定」)
  2. 左の一覧から、「使用量」を開く。
  3. 「月間利用上限」の欄の、「管理」から、月の上限の金額を決める。
  4. 同じ画面に、「今月は、いくら中、いくら使用」と、「自動チャージ」のオン/オフが表示される。
設定 > 使用量。赤い枠が「月間利用上限」
設定 > 使用量。赤い枠が「月間利用上限」

僕の画面では、月間利用上限を設定しています。自動チャージは、オフです。体験談
(上限を超えると、その上限の金額まで、使用クレジットが自動で使われます。画面の説明より)

「請求」の画面では、使用クレジットの残高と、自動チャージを確認・設定できます。

設定 > 請求 の「使用クレジット」。残高と、自動チャージ
設定 > 請求 の「使用クレジット」。残高と、自動チャージ
  • 自動チャージは、「使用クレジットが少なくなったときに、自動的に追加購入する」設定です。オンにすると、気づかないうちに、買い足されます。最初は、オフのままをおすすめします。目安
  • 使用クレジットの期限:公式のヘルプには、「通常は期限がないが、日本では、2026年9月10日から、購入後6か月で失効する」と書かれています。失効の7日前に、メールが届き、設定の「使用量」に期限の日付が出ます。公式・確認日 10/29 僕の画面では、以前の購入分が、約1年後の日付で表示されていました。検証:自分の画面 一度に多く買い足さず、自分の画面で期限を確認してください。要確認

(Claude Code で操作する場合は、/usage-credits と入力すると、ブラウザで、設定の画面が開きます。公式)

注意: 月の上限を設定していないと、/usage の追加課金の欄は「Unlimited(上限なし)」と表示されます。公式
最初に、上限を決めておくことをおすすめします。

上限に達したとき

  • Claude Code は、設定した月の上限に達したとき、上限を上げるか、外すかを、その場で聞いてきます。公式
  • v2.1.234 以降では、上限のリセット後に、中断した作業を自動で続ける待機もできます。公式

使用量の確認方法公式

  • アプリの設定 > 使用量:セッション・週間の使用量。「今週の製品別使用状況」(Claude Code / チャット / Cowork / その他の、割合)も見られる検証:自分の画面
  • claude.ai の設定 > Usage:同じ内容をブラウザで
  • Claude Code の /usage:プランの使用量バー、何が上限を消費しているか(スキル、サブエージェント、プラグイン、MCPサーバーごとの割合)、節約の提案
  • /insights:自分の使い方のレポート(つまずき、改善提案)

上限を、早く使い切る原因公式

原因対策
長い会話(毎回、全部の会話が送られる)関係のない作業に変えるときは、新しい会話(Claude Code では /clear)
休憩のあと、最初の発言(キャッシュが切れて、全部を読み直す)区切りで、要点をまとめて新しい会話
Web検索、コネクタ、拡張思考(ツールは、大きく消費する)使わないものは、オフ。最新情報が不要なら、Web検索を控える
高いeffort(丁寧さの設定)簡単な作業は、下げる
定期タスク(待機中も動く)使っていない定期タスクは、止める
サブエージェント(各自で消費する)大量の出力の作業にだけ使う
プロジェクトの指示が長い簡潔に。背景と重要な指針だけ
使わないプロジェクトのファイル定期的に削除

確認:実際に、どのくらい消費したか

検証僕の環境では、短い事務作業(第7章の4つ)の「上限の消費量」は、計測できていません。(非対話の実行のため)
API換算の推定額(Claude が報告する参考値)は、LP1本で約$0.3でしたが、定額プランでは、請求と無関係です。
「自分の仕事が、何%の上限を使うか」は、自分で /usage を見て確認してください。

8-2. Manus のお金

クレジットの仕組み公式

  • LLM のトークン、仮想マシン、外部APIで消費。複雑さ×所要時間で決まる。
  • 実行中だけ減る。完了後の保存・閲覧は無料。
  • 技術的な問題で失敗したときは、全額返還。(指示が悪くてやり直した分は、対象かどうか書かれていません)
  • 無料と追加のクレジットは、期限なし。マンスリーは毎月リセット。

重い作業の目安

作業時間クレジット出典
統計グラフ15分200公式の目安公式
結婚式の招待状ページ25分360公式の目安公式
アプリ80分900公式の目安公式
美容室のLP約7分90〜100僕の実験検証

1分あたり約13〜14クレジットのペースです。時間が長い作業ほど、増えます。

使いすぎる失敗パターン体験談

プロンプトを最初に決めずに、少しずつ指示を出す。
何度もやり直すことになり、消費が大きくなる。

対策(第4章)

  1. 決めてから、一気に出す。(5点セット、インタビュー → 仕様書)
  2. 高コストになりそうな作業は、先に小さな確認から。
  3. 使う前に、消費の見積もりを聞く(下のP17)。

P17:実行前に、消費の要因を分けて出してもらう(参考)

Manus に作らせた活用ガイドにある、実行前の確認の型です。自分では、検証していません。参考

コピーして使う
次の依頼を実行する前に、想定されるクレジット消費の要因を、「調査」「ブラウザ操作」「ファイル生成」「外部API」「長時間の処理」に分けて、列挙してください。
長時間または高コストになりそうな工程は、先に小さな確認タスクに分けてください。
料金、残高、上限の固定値は推測せず、確認できない項目は「未確認」と書いてください。
外部への送信、購入、公開は、実行しないでください。
依頼:[ここに貼る]

円換算は、自分の請求で要確認

  • 公式のヘルプ(確認日 10/29)には、Free / Pro / Team の3つが載っています。Pro は月 $20 から(月 4,000 クレジットから)、月 $40 から(月 8,000 クレジットから)もあります。公式
  • 円の金額は、書かれていません。為替と、消費税(かかるかも含めて)は、自分の請求で確認してください。要確認
  • 追加クレジットの単価は、確認できていません。
  • ネット上の解説記事にある「Standard $20」などの数字は、古いプラン名の可能性が高いので、このガイドでは使いません。(公式のヘルプにも、「以前の Basic と Plus は、Pro に名称変更された」とあります)

自分で計算する方法

1クレジットの単価 = (月の支払総額 ÷ その月に使ったクレジット数)
LP1本のコスト = 90〜100クレジット × 単価

月の請求額と、その月のクレジット使用量(アカウント画面)が分かれば、自分の単価が出ます。

8-3. 予算の決め方目安

1. 先に、月の予算を決める。(例:AIに月◯万円まで)
2. 予算を、「固定」と「変動」に分ける。

例管理のしかた
固定費Claude Pro(定額)、他のサブスク毎月、同じ金額
変動費追加課金、Manus のクレジット上限を決める。毎週、使用量を見る

3. 変動費は、「1本あたり」で考える。

  • Manus の LP:1本 ◯クレジット(自分の単価で、◯円)
  • 月に何本作るか → 合計を、予算の中に収める

4. 毎週、1回、使用量を見る。(Claude:設定 > Usage、Manus:クレジット残高)
5. 月末に、「何を作って、いくら使ったか」を、1行ずつ記録する。

使った金額より、「その金額で、何が手に入ったか」を見てください。体験談
僕は、たくさんの仕事を任せているので、費用対効果は抜群と感じています。
一方で、使い道が決まっていないと、お金だけが減ります。(第1章)

8-4. 節約のコツ:まとめ

ツールコツ
共通「何に使うか」を先に決める。まず無料で。やり直しを減らす(決めてから、一気に)
Claude新しい会話に切り替える/簡単な作業は、effort を下げる/使わないコネクタ・Web検索は、オフ/追加課金の月の上限を決める//usage を見る
Manus決めてから一気に/高コストの作業は、先に小さな確認/LP・動画は、数と回数を決める/失敗(技術的な問題)は、返還の対象

8-5. この章のまとめ

  • Claude は「定額+上限+追加課金」。追加課金は、月の上限を決める(未設定は Unlimited)。
  • 日本では、消費税10%が別にかかる。個人は、控除できない。
  • Manus は「クレジット制」。LP は 90〜100クレジット(僕の実験)。やり直しが、お金になる。
  • 使い方で、費用は大きく変わる。(LP制作が、いちばんクレジットを使う)
  • 自分の単価と、予算を決めて、毎週、使用量を見る。

出典と確認日(第8章)